ライオン森 浩輔です。
コラム、 という事で私の仕事である自動車
業界の現状等について簡単に記します。
日々自動車業界に携わっている中で、
最近 『新車が売れない』 と言う言葉がよく
聞かれます。
データとして、 日本自動車販売協会連合会
などが発表した2007年上半期の新車 (軽自動
車を含む) 販売台数は、 前年同期比7・4%
減の284万2520台で2年連続マイナスとなり、
1985年上半期 (281万1753台) 以来の低水準
となりました。また軽自動車を除くと178万台
となり、 30年ぶりの180万台割れとなりました。
近年順調に販売台数が増加していた軽自動車
も半期ベースでは4年ぶりのマイナスとなり、
メーカー各社とも下半期の巻き返しに頭を
悩ませている状態です。
では、 なぜ自動車が売れなくなってきてい
るのか。 その理由の根拠として下記のような
データがあります。 あるマーケティング調査
機関が、 『自動車を欲しいと思わない理由』
を首都圏の若者を中心にリサーチした所、
・自動車の維持費、 税金が高いから
・他の交通機関で事が足りているから
・自動車以外のものにお金をかけたいから
・自動車本体を買う金銭的余裕がないから、
といったデータが出てきました。
自動車は高いからそんなお金があるなら携帯
や家電が欲しい、 また車は要る時にレンタル
すれば良い、 自動車そのものに魅力を感じない、
そんな志向が徐々に増えておりクルマ離れが進
んでいるのだと思います。
ただ、 地方ですと多少事情が違いますから、
まだ自動車に対するニーズは高いと思います。
私は、 普段の足として、 またレジャーや仕事
に使うモノとして、 いろんなお客様のライフ
スタイルに合ったクルマをご提供していきたい
と思っています。
自動車も日々進化し、 魅力的なモノがたくさん
あります。 クルマ離れが進んでいかないように、
ただただ願うばかりです。
森 浩輔