小学2年と4年の娘は、只今バスケに夢中。
レギュラー10人中、一人がまだ決まっていない。
どうやら、上の子は自分が最後の一人になりたいようだ。
私は、中学、高校とバスケ部に所属していた。体育館に
響き渡る、ボールの音を聞くと、何とも懐かしい思いが込
み上げてくる。
先日、親子ゲームに参加し、子供達の背が高いことに驚
いた。170センチ近い子供も数人いた。娘は標準よりも背が
低く、125センチ程度だ。しかし、気にしたところで仕方ない!
跳んでも跳ねても、引っ張っても何も変わらないのだ。
「桜梅桃李」という言葉がある。桜には桜にしかない良さ
がある。梅には梅の…誰にでも、その人にしかない個性、
才能が備わっている。その価値に自分で気づいた時、目標が
定まり「今、何をすべきか」が分かる。背が低くてもいい。
誰にも負けないものを一つ持つ。そして、とにかくそれに徹
するのだ。気づけ、娘よ!
毎朝、柱で身長を測っている娘に「おぅ、チビ助」と言っ
てやる。しかし、肝心な父のこの熱い思いを、未だ娘に言え
ずにいる。
佐々木隆司