旅の思い出
稲森 和行
東京で働いていた20代のころ、職場の先輩や後輩たちと休みを利用しては、関東近辺へよくバイクツーリングに行っていました。ある日1人の先輩が、大型二輪車の免許(限定解除)を取得したとの事で、私も奮起し大型二輪車の免許を取得しました。
取得したからには、どこか遠くに出かけてみたい。しかし、仲間と行くとなると長期の休みが合わない。はじめての一人旅をすることとしました。
今はどうか分かりませんが、当時は夏近くになるとバイク雑誌等で、北海道へのバイクツーリングの企画が多く特集をされていましたので、愛媛に帰ってからでは行くことも無いだろうと思い、2年かけて北海道を一周する計画をたてて長期の夏休みを利用して行きました。一年目は日本最北端の宗谷岬に行きたかったので道北方面、二年目は多くの観光スポットを見たかったので道東・道南を回りました。
私の愛車は「HONDA CB750F」と言う漫画でも有名になったバイクで、余裕のパワーで広大な北海道の大地を走っていると爽快な気分で、今でも忘れることが出来ません。
また、知らないライダーと情報交換をして良いスポットを教えて頂いたり、人との触れ合いも楽しいものでした。今でも健康で体力があれば、バイクツーリングがしたいと思っています。