山田 哲
加藤 諦三
『俺には俺の生き方がある』
大学受験に失敗しまして、その上失恋。どん底の状態で、目標もなくなり、この先どう生きていけば良いのかも分からなくなってしまった時がありました。
友達は皆大学生になって縁が薄くなり、手を貸してくれる大人もいない。自分で起き上がることもできない。重く、暗い毎日でした。
そんな時1冊の人生論の本に巡り合いました。今となっては何がきっかけでその本を手にしたかは覚えてないのですが、必死になって読みました。
この本の著者は、テレフォン人生相談レギュラーパーソナリティーで早稲田大学名誉教授の加藤諦三です。1965年に出版された本ですから、著者がまだ27歳の時に書いた本です。
この『俺には俺の生き方がある』は、後に出版されている著作に比べると、もっとも荒々しく、情熱的で、私の心にドスンと言うような衝撃を与えました。おかげで生きると言うことはどういうことなのか、生まれて初めて考えました。そうしたら勇気がわいてきて霧が晴れたような気持ちになりました。
今回の投稿にあたって、この本の古書をネットで買いました。読み返してみると、今となっては著者の若さを感じましたが、この本が私の生き方の基礎になったんだと再認識しました。