私の座右の銘
山本 幸治
“風濤険阻を以って辞とするなかれ”
これは私にとって、問題や障害に出会って大変な状況になっても、途中で投げ出したり、諦めるようなことをするなという戒めと励ましの言葉です。
会社を創って一年位経った頃だったと思います。私の人生の師と仰ぐ高橋氏が、夕方ふらっと工場に訪ねて来られました。顔は笑っているのですが、目に何となく感じるノモがあり、何事かと思っていると「久しぶりに焼き鳥でも行くか?」との誘いでした。お袋には泣かれ、周囲も大反対、そんな中を押しての独立でしたので、心配をしてくれていたのでしょう。順調そうに見えたスタートだったのですが、ボチボチ問題や悩みが出てきた頃でした。親友のやっている焼き鳥屋で、色々な泣き言、グチ話、挙句の果てには強がり等々・・今思い出しても恥ずかしくなるような話を、黙って聞いて頂きました。やがて静かに実例を挙げた様々な話をして頂き、気も落ち着き少し元気が出て来た頃、飲んでいた一合枡に書いて頂いたのがこの言葉です。その時、ほろ酔いの私の中の何かに火が着き、初めて“会社と心中してもいい”と、いう覚悟が出来た瞬間でもありました。辛い時苦しい時には、今も、この言葉に元気をもらっています。
一生涯、この言葉と一合枡は、私の宝物です。
表紙写真の解説
松山中央ライオンズクラブ50年と街の風景
CN記念事業
松山市の新町名表示板
4,000枚寄贈
野村尚道会長
(当時会員数 51名)
1965年(昭和40年)5月に町名表示板 4,000枚を寄贈しました。
以前は、松山市内のいたるところで目にしましたが、建築物の建替え等で姿を消しつつあります。
現存しているものがあれば記録したいと思いますので、ご存じの方は、PR・IT委員会までご一報下さい。