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2006年7月

No.442 小説「坊ちゃん」・12景 その①

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                           表紙

【漱石、松山その時代①】

明治二十八年四月九日午後二時頃、漱石は松山へ到着した。百十年前である。

時に漱石二十九歳。

その日、市内三番町にあった城戸屋という旅館に入っている。

東京の高等師範学校の教師の職を突如辞し、愛媛県尋常松山中学校へ英語の
教師として赴任して来た。

漱石が東京を離れた理由は諸説ある。鏡子夫人による失恋説や精神的病気説。

ただ本人は友人に当てた手紙に、洋行のためのお金を貯める目的とも書いて
いる。また幾っかあった就職先に松山を選んだ理由は、学友子規の故郷松山
に多少ならず親しみを感じていたというのが正解ではなかろうか。

ところで、当時東京から松山へは約三日間を要した。

新橋駅から陸路広島へ、そこからは汽船で松山へ、松山の三津浜では港が浅
く汽船が着岸できなかったため、小さな膵が沖の汽船から陸へ客を運んだ。

膵の水夫は裸で赤樺であったと「坊ちゃん」にある。
                 
                     (表紙絵 青木のりあき/文 山本力雄) 


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