松山中央ライオンズクラブ
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エッセイ

「黒んぼ大会」

 昭和41年2月10日、内子町大瀬池田に生まれ18歳で内子高校を卒業するまで山野に恵まれた環境で育ちました。内子と言えば古い町並みと内子座のイメージだと思いますが「池田」は町並みの所から信号の無い道を車で約30分、民家も小学校も山の斜面に突き刺さるように建っています。昭和52年小学校を卒業した時の全校生徒は27人、同級生は4人、急速に過疎化の進む地域で、小学校は約20年前に閉校されています。父11兄弟の長男、母9人兄弟の二女、僕の従兄は50人も居る大家族です。盆、正月には20人前後の親戚が集まり大賑わいだったのが懐かしいです。農業、林業を営み、学校から帰っては手伝い休日も手伝いで田畑を耕し、稲を刈り、椎茸の菌を植え、山に植林や下刈に行ったことを懐かしく思い出します。夏休みも手伝いに明け暮れますが、日差しの強い真昼間は農作業を控えるので、プールや川へ泳ぎに行くのが唯一の楽しみでした。先日ふとした事から「泣いたカラスがはや笑ろた」ということわざを調べました。ここで登場するカラスとは、子供の事で、昔の子供達は烏のようにまっ黒に日焼けしていた為と説明されています。僕は今でも黒いですが、小学校の頃は黒さは絶品で、黒光りがする黒さです。毎年2学期の始まりに「黒んぼ大会」をしますが、ほぼ毎年1位になっていました。何でも1番は嬉しいものです(苦笑い)。元気で逞しく育ててくれた両親と田舎の環境に感謝。

中岡富茂



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