ライオンズYEヨーロッパ派遣事業
朝雲 杏里
滞在前半のキャンプでは、21の国出身の参加者と、日々の活動を通じて親交を深めました。初めは「外国人」だった参加者は、終わる頃には「友達」です。一番思い出深いのは、キャンプ最終日の談話室です。眠い目をこすりながらかろうじて起きている人、携帯電話を眺める人、ぼーっとする人。過ごし方はそれぞれですが、誰もが、数時間後に迫る別れを惜しみ、何をするでもなく集まっていました。最後の談話室は
、私達の密度の濃い10日間を象徴する空間でした。また、滞在後半のホームステイは素敵な家族の下、オランダの文化や生活に焦点を当てた期間でした。私の視点で切り取ったオランダについて、どんな話題であれ、手間を惜しまず解説を加えてくれたホストファミリーのおかげで、買い物や観光だけにとどまらない、とても充実した滞在となりました。この派遣で「外国のニュース(無関係)」という認識が「友達のいる国の問題(関係有り)」と改まり、多くの国についてニュースの捉え方が変わったことは、YE派遣の目的をしっかり達成できた一つの証と思います。皆様のおかげで忘れられない夏休みとなりました。本当にありがとうございました。