このコーナーは会社経営で苦労した事やうまくいった事を語ってもらうコーナーです。
今回のゲストは「大西千恵春」さんです。
私の生まれは九州です。27歳まで㈱マルマンの営業をしていました。縁あってアイアイエーに入社して必死で勉強し、29歳で店長になりました。(当時3店舗でした。)私の信念として、とにかく地域密着型のお店作りを掲げ、早朝ポスティング、駅前のティッシュ配り、商工会や地域ボランティアを徹底して実践しました。中でもゲートボール大会の主催は今年で30年になります。この動きですぐに1番店となり、4店舗目から6店舗目と新店オープンの時は、切り込み隊長として店長を任されるようになりました。
同期入社の店長達が次々にFCとして独立していき、一気に店舗数は増え売上げも右肩上がりで伸びていきました。でも良いことばかりではありません。その後原因不明で売上げが下がってきた時期があり、他のスタッフに話を聞いてみると、当時ほとんどの店長が夜の店に入り浸りになり、その小遣い稼ぎの為に店のお金に手をつけたり、店内ではねずみ講での電話で忙しくしていることがわかり、関わった店長たちは全員辞めてもらうという荒療治をしました。サブスタッフに店長を任せ、新しい人を補充し、地域密着の店作りをもう一度一から始めてすぐ以前の時以上に売れるようになりました。知識や技術は足りなくても、お客様の為に一生懸命に動くことが何よりも大切だと実感しました。時代も良かったのだと思います。
次の危機はリーマンショックです。最初はアメリカの国の事だと他人事のように捉えてましたが、売上げがストンと3割ダウンしました。この時は経費を見直すことで何とか乗り切れました。
現在は、全国展開している安売り店、通販、インターネット販売、コンタクト、レーシック手術等、いろんなところとの競争激化の厳しい時代になります。
それでも直営6店舗、FC5店舗で創業43年になります。これからも「アイアイエーは、メガネと補聴器の専門店として今よりもっと楽しく、もっと快適な暮らしへ近づくための情報を発信していきます。そして地域の皆さまに喜ばれるよう一緒に寄り添い成長していきます。」私の創った社訓です。全ての皆様に感謝しながら、50周年に向けてこれからも歩み続けます。