このコーナーは会社経営で苦労した事やうまくいった事を語ってもらうコーナーです。
今回のゲストは「伊藤英樹」さんです。
IT業界が、新3Kと言われていることご存じでしょうか?
過去に、労働環境・作業内容が「きつい」「汚い」「危険」などと言われ、敬遠されていた職種がありましたが、IT業界でも、「きつい」「厳しい」「帰れない」という新3Kにて、業界離れが起こっております。
デスクワークで最先端技術をスマートに使いこなし、余暇も充実して、高収入であるといったイメージをお持ちになられていると思いますが、現実はそう甘くはなく、当社でも実際の仕事のギャップによる社員の突然の退職により、業務上支障をきたしている場面が再三見受けられるようになってきました。
さて当社では、H28.3よりシニア層を対象としたパソコン教室を開校し、講師とアシスタントの二名にて一クラス6~8名の受講生を対象に授業を行っておりますが、社員の意識改革の一環として、ベテランエンジニアや新入社員など進んで授業に参画させ、受講生の皆さんの生の声を聞かせる機会を与えております。
生の声を聞かせることで、『自身の存在意義』『仕事の在り方』『仕事のやりがい』などの意識改革になり、社員の定着率アップに繋がると考えたからです。
技術を提供するのが仕事ではなく、使って頂く利用者の満足に繋がるサービスを提供するということを理解してもらえることで、社員の意識も少しずつではありますが、変わってきているように思えます。