松山中央ライオンズクラブ
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最近思うこと ②

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近思う事(第二回)    PR/IT委員長 岩本 透

4年に一回の世界の祭典・・・オリンピックが2008年8月8日から8月24日までの間、中国 北京で開催されました。政治問題、民族問題、急速な経済発展、大気汚染、テロ等多数の懸念材料を持ち、不安に満ち溢れた今回のオリンピックではございましたが、何とか無事に終了致しました。個人的にも時差の少ないアジア地域で開催されたお陰で、LIVEでの鑑賞が楽にでき、あたかも会場で応援しているかのような興奮を感じとる事ができました。日本から選手、役員として活躍された皆様、本当にお疲れ様でした。思い起こせば、私がオリンピックを意識し、興味を持ったのは東京オリンピックの開催(1964年 昭和39年)9歳の小学生の時でした。多数の外国人が来日する予想に、当時の少年雑誌にも各国の人々の特徴や挨拶言葉等が数多く掲載されていたのを覚えています。あれから44年・・・戦争もなく、平凡にまた平和に過ごしてきた日本でありますが、今回のオリンピックで特に印象に残ったのが北島康介選手の挑んだ100m平泳ぎの決勝です。彼は私達の期待通りの活躍で見事に金メダルを勝ち取る事が出来ました。感激しました。しかし、その後のインタビューの時、彼はインタビューに答える事ができるかな?と思うほど、こみ上げる涙をこらえて対応しておりました。当然、優勝した感動の気持ちからでしょうが、私には、大きなプレッシャから開放された安堵感からだとも感じました。考えてみれば、東京オリンピックの時代、私は「オリンピックは参加する事に意義がある」と教えられ、事実世間もマスコミもその様に賛辞したと記憶しています。しかし現在はどうでしょうか?北島康介選手は勝って当り前、参加する事の意義より勝負に勝つか負けるかの意義の方が勝っているのではないでしょうか?有言実行の強い男、北島康介選手も人間です。しかし負ける事は出来ない相当大きなプレッシャを抱え、日々努力しその結果、金メダルを獲得し、一挙に安心したのではないかと思いました。過去、サッカーワールドカップ予選で日本が負けて帰国した時に、当時の城選手が罵声を浴びせられ、物を投げつけられた報道を見た事があります。情けない人もいるものです。もう一度原点に立ち帰り、参加することに意義があり、ベストを尽くし、結果はその次であり、勝つための努力を賛美する事のできる日本人の心を取り戻さないといけないのではないでしょうか。



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