松山中央ライオンズクラブ
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2005年1月

束の問の春  続木 隆夫

 「冬きた りなば、春遠からじ」、 

 日本の春はおだやかで、樹木は一斉に芽をふき、野山の雑草も開花する。

 子供達は新学期を迎え、多くの会社では新年度が始まる。

 何となく新鮮で心の引き締まる思いがする。

 数年前のこと、知人の招待で北京へ旅行をすることになった。

 出来れば秋の方が無難ですと付け加えられたが、私達は「思いついたが吉日」とばかり、霞たなびく北京の春を思い浮かべつつ、早速計画を練った。

 天安門から万里の長城、景山公演などなど、そしてゴルフは2プレイをと精一杯頑張った。

 知人からは折り返しFaxがあり、北京の春はわずか一週間なので、四月二十五日頃には日本へ帰る様な旅程をと、アドバイスを頂く。

 しかし、私たちは十分意味が分からないまま夢を膨らませ旅立った。

 北京では穏やかな天候のもと、知人の献身的なガイドで予定したコースをすべて楽しみ(ゴルフは北京GCと北京国際GCでプレイ)最終日は、ほど良い疲れを北京の大三元酒家で癒し、美女の奏でる琵琶を聞きながら酔いつぶれた。

 北京の春は何事もなく穏やかな三日間であった。

 翌朝、爽やかな目覚めと同時にもう一度思い出に町並みをと、ホテルのカーテンを開けた。

 一瞬ガラスのむこうにもう一枚カーテンがあるのかと疑ったが、町は一夜にして黄砂の海と化し、北京は束の間の春となった。

 ゴビ砂漠の黄砂と強風に、私たちは追われるように北京空港へと急いだ。

 日本の景気も、中国特需でやっと上向いているが、北京の春で終わらない事を祈る。


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