松山中央ライオンズクラブ
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2011年11月

この一冊

この一冊

山田  哲

加藤 諦三
『俺には俺の生き方がある』

 大学受験に失敗しまして、その上失恋。どん底の状態で、目標もなくなり、この先どう生きていけば良いのかも分からなくなってしまった時がありました。
 友達は皆大学生になって縁が薄くなり、手を貸してくれる大人もいない。自分で起き上がることもできない。重く、暗い毎日でした。
 そんな時1冊の人生論の本に巡り合いました。今となっては何がきっかけでその本を手にしたかは覚えてないのですが、必死になって読みました。
 この本の著者は、テレフォン人生相談レギュラーパーソナリティーで早稲田大学名誉教授の加藤諦三です。1965年に出版された本ですから、著者がまだ27歳の時に書いた本です。
 この『俺には俺の生き方がある』は、後に出版されている著作に比べると、もっとも荒々しく、情熱的で、私の心にドスンと言うような衝撃を与えました。おかげで生きると言うことはどういうことなのか、生まれて初めて考えました。そうしたら勇気がわいてきて霧が晴れたような気持ちになりました。
 今回の投稿にあたって、この本の古書をネットで買いました。読み返してみると、今となっては著者の若さを感じましたが、この本が私の生き方の基礎になったんだと再認識しました。


表紙写真の解説

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表紙の解説

今治の五輪塔

 今治市と言えば高縄半島の北の少し遠い存在のような気がしていましたが、平成の大合併で松山市と接することになりました。この地方では中世より石塔文化が盛んで、特に野間地方には多くの五輪塔、宝篋印塔(ほうきょういんとう)、多宝塔が残されています。近くの大島で良質の花崗岩が採れることも大きな要因であったのでしょう。中でも乗禅寺の本堂裏の高台には、近くの谷間に散在していたものを元禄17年(1704)に集められた11基が並べられています。
 表紙の写真は野間覚庵の田んぼの中に建つ、2基の五輪塔(ごりんのとう)です。大小二つが並んでいるため、古来より「夫婦墓」と呼ばれていますが、岡部十郎夫婦のものと伝えられています。花崗岩製で荒打ちの地肌がよいと言われています。字は刻まれていませんが、均整がとれ、雄大で重厚な鎌倉時代の特色をよく示す優品ということができるでしょう。
 この形は平安中期に創始されたもので、当初は堂宇の完成、仏像の開眼、亡者への追福のために建てられましたが、後には専ら墓標となりました。上から空輪(キャ)、風輪(カ)、火輪(ラ)、水輪(バ)、地輪(ア)と呼ばれ、五大をかたどったものです。
 表紙とは形が違うこのページのものは、野間長円寺跡の宝篋印塔で、背面に銘文が刻まれ正中2年(1325)の紀年があります。これらはともに国の重要文化財に指定されていますが、指定の種類は建造物(石造美術)です。

建築設計・監理,古建築調査・研究
花岡直樹建築事務所 一級建築士 花岡 直樹 氏


この一冊

Murakami

この一冊

村上 泰久

洪自誠
『菜根譚』

 菜根譚(講談社学術文庫 ISBN4-06-158742-0)

 論語や孫子の勉強をされている私より25歳ほど年上の先輩より今年の春、古典書2冊の本をご紹介頂きました。
 この2つの本に使われているのは昔言葉で馴染みがないものですから私は読むのに大変苦労しました。
 はじめに読んだ本、「菜根譚」をご紹介いたします。
 古典の中で生き方を説いたものは、欲を持たず人に尽くし続けるといったことを書いているものが多いものです。
 確かにすばらしい。しかし、私には出来ないことが多すぎて自分には重ねる事ができません。
 菜根譚はそれらとは違い、人生の中の理想と現実の問題やバランス感覚について説かれた本でした。
 前書きによると16世紀末中国明王朝時代、洪自誠という人が書かれ、タイトルの意味は、菜根は堅くて筋が多いが、これをかみしめてこそものの真の味わいがわかる。と書かれています。
 私は、「えらくなりたい」「金持ちになりたい」「モテたい」「高級車が欲しい」「美味しいものが食べたい」などと、人の様々な俗っぽい気持ちはビジネスを続けていく上で必要なエネルギーと思っています。
 俗っぽい感情で頭が一杯になってしまうのはもちろんダメですが、だからといって、人に尽くし続けるのは難しく、お坊さんのように、悟ったような気持ちだけではビジネス社会では生きて行くのは難しいと思っています。
 社会との関わりから乖離する事は出来ませんので、その社会の中で理想を忘れずに生きる方法を菜根譚は指南されていました。
 いま2度目を読み返しましたが、ぜんぜん勉強が足りません。50回、100回と一生かけて勉強していきたいと感じた1冊です。
 最後に菜根譚の中で声に出して読みたい言葉をご案内します。
 伏すこと久しき者は、飛ぶこと必ず高く、開くこと先なる者は謝すること独り早し、これを知らば以って■■の憂を免るべく、以って躁急の念をけすべし。


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